フランスで不妊治療

不妊治療

こんにちは、niwatocoです。

今回は私が体験したフランスでの不妊治療を簡単にまとめてみました。これから治療開始される方、今疑問に思っていることがあるかたの役にたてればいいなと思います。

申請してから本格的に治療を始めるまで1年かかったので、トータルで2019年から2022年までの3年間が治療期間と言えるかもしれませんが、実際は2020年の1月から治療薬を始めて6月に妊娠することができました。始めた当初は32歳で、知り合いから次々妊娠報告が来ていて少し焦っていたのですが、幸運なことに無事問題なく治療が進んでくれたので、2022年の3月、元気な女の子を授かることができました。

不妊治療開始~妊娠するまで

不妊治療を病院に申請、治療開始、妊娠、出産までいろいろありましたが、治療を開始した1月から無事に着床して心音確認ができたところまでを簡単にまとめてみました。詳しい内容はほかのページに書いていこうと思います。

不妊治療まとめ

2019年(32歳)

  • 産婦人科医に相談、紹介状書いてを貰う
  • CHUナントに連絡して面談の予約を取る
  • 説明を受けてから夫と話し合い、治療を受ける書類にサイン。
  • 5月 CHUナント(病院)に申請:血液検査、内視鏡検査など検査を受ける
  • 7月 申請が受理される、と同時に内視鏡検査でポリープが見つかる
  • 9月 ポリープの除去手術を受ける

ポリープの除去手術の後は進展がなくて、こちらから連絡しない限り、病院からは連絡が無かったので、待っているのがとてもじれったかったです。

2020年(33歳)

  • 6月 申請から一年たったのでCHUナントに連絡、コロナで遅れているので、12月くらいにまた連絡しますと返事される
  • 12月 CHUナントから連絡が来て1月の予約を取る

ここでやっと、治療に関して具体的な説明や日にちを決めたりしていきました。

2021年(34歳)

  • 1月 産婦人科や麻酔科など分野別で何人もの先生と面談して再度説明を受ける。
  • 2月 治療開始。血液検査、2月の生理が来てから病院へ連絡、生理開始の22日後に再び血液検査
  • 3月 薬の服用開始。毎日、看護師さんが家に来て注射で薬の投与を開始。飲み薬と注射での薬の投与を続けながら、血液検査とエコーで子宮内の様子をチェック。29日に採卵日が決定して、当日の夜中12時からは絶食を開始。採卵と同時に夫の精子も採取し、結局7個の卵子を採取。その後CHUから毎日経過報告を受ける。最終的に残った1個の受精卵を凍結
  • 4月 受精卵の遺伝子検査をして、問題がないかの確認。
  • 5月 受精卵に問題がなかったのでそのまま保存して、子宮を休ませるために生理を2回見送る。
  • 6月 生理が来たので薬の服用開始。内膜の厚さを見てから移植日を決定。6月15日に移植
  • 6月28日の朝に血液検査をして病院から昼頃、無事に着床していましたと連絡が来る。2日後に血液検査をして数値が上がっているか確認。つわりのような症状が始まる。
  • 7月 薬の服用を続ける。22日にエコーで検診。初めて赤ちゃんの心音を確認。

感想

大体こんな感じです。感想としては、受精卵が一つしか残らなかったので無事に一回の胚移植で着床してくれて安堵したことが大きいのと、始めた当初はまだ32歳で余裕に感じていたのですが、出産したのが35歳なのでもっと早くに始めておけばよかったかなと思います。33歳の1年間、何も進展が無かった時はその1年を無駄にすごした気がしてとても気持ち的にしんどかったです。初めての事でなかなかデリケートな事もあってすぐに行動しなかったのと、まだ年齢的に大丈夫かなという思いがあって、病院に連絡するまでに時間がかかってしまいました。そのうえ、申請にかかった期間に関してなんですが、コロナで病院の方が忙しくなってしまったので普通は1年くらいのはずが、さらに半年プラスされてしまいました。普通の体外受精なら、治療を開始するのに1年も待つことは無いと思うので大丈夫だと思いますが、やはり治療自体が長かったり、一回で成功しなかったりするので善は急げですね。

待っている間に知り合いからの妊娠、出産報告があったり、周りに治療のことなどは話していなかったので、そこも少ししんどかったです。このくらいの年齢になると周りから聞かれたりすることもあると思います。私の場合、親と一部の親しい友達にだけは一応報告を前もってしていたのですが、もし流産や問題があったら残念がらせるのも申し訳なかったので、親戚や周りの知り合いには安定期に入ってから報告しました。

不妊治療をしていると、精神的に疲れたり、出口のないトンネルにいるみたいな表現をされますが、本当にその通りだなと実感しました。いくら頑張っても結果はそれについてこないので、どれだけ心を落ち着かせられるのかも大事かなと思います。あとは体を温かくしたり、カフェインは控えめにしたりとか、はじめはいろいろ気を付けていましたが、疲れてしまったときは息抜きにコーヒーも飲んでましたし、はじめ飲んでいたルイボスティーはそこまで好きではなかったのでやめてしまいました。基礎体温もはじめの一年は毎日測っていたのですが、自分の性格上結果を見て悩んだりするのがわかっていたのでやめてしまいました。フランスの病院からは特に何もそれについて言われなかったので問題なかったです。

というわけで、今回はフランスでした不妊治療について、簡単な流れと感想でした。とにかく順調に進んでも、時間がかかることは解っていただけたかなと思います。

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