こんにちはniwatocoです
フランスに住み始めて10年近くになり、日本に比べてこれはフランスの方がいいな、移住してきて良かったなと感じることがいろいろあります
そこで、これからフランスに移住を考えている方やフランスの生活に興味のある方また留学したい方のために
私のかってな感想になってしまいますが、フランスに移住するメリットを10個にまとめてみました
こんな方に!
- フランスに住む方がいい理由って?
- 実際すんでみて良かったことは?
フランスで気づいたメリット10選!
海外生活が体験できる

一つ目は当たり前ですが、これが結構大きなメリットかなと思ったので。
こちらに長期で来られる方はフランスに元々興味があったり、フランスが好きな方が多いですよね。人生の中で海外に移住するということはけっこうな一大イベントになると思いますし、日本では得られない刺激があります
海外生活を始めたばかりの頃は、スーパーに買い物に行って外国の商品を見るだけでもワクワクしますし、近所のパン屋さんで見慣れないケーキやパンを買ってみたり、お惣菜屋さんでパテを試しに買ってみたりしました。今では当たり前になってしまいましたが、カフェがすごくオシャレに感じましたし、近所の建物もフランスは古い建物がたくさん残っているので写真を記念にたくさん撮っていました。
フランスの空気に触れてフランス人の中で生活する経験が出来てそれだけでも楽しいですよね
異文化に触れる機会が増える

フランスは移民大国なので、外国の方と知り合う機会がめちゃくちゃ多いです。多くの職場で外国籍の方が働いていましたし、街を歩いていても外国の人とよくすれ違います。
なので、外国の方と知り合うことで、その国の文化や考え方を知ったりできるので視野も広がります。日本ではあまり身近に感じなかった宗教問題や、民族・人種差別など、テレビの中の出来事だったことが実際その人から聞いたり話したりするとよりリアルに感じるので、遠い国の話がより現実的に感じました。
お店やレストランはその国籍の方が経営されていたり料理されていることが多いので本格的な所が多くて、中華、インド料理、アフリカ、モロッコ、ギリシャなどなどいろいろ食べに行けて面白いです
フランス語力アップ

語学留学する方にとっては最大のメリットではないでしょうか?
フランスは戦時中に植民地をたくさん持っていたので未だに11海外領土があって、その内5つが海外県(グアドループ、レユニオン、マルティニックなど)になっているので、フランス語を喋れる国が実は多いんです。アフリカ系の方が普通にフランス語を使っていたりします。
なので移民大国フランスですが、結構フランス語を元から話せる外国籍の方によくお会いします。そして英語はお年寄りには通じませんし、若い方でも英語が得意な方は日本より少ない気がします。コミュニケーションが必然的にフランス語になるので良くも悪くもフランス語をしゃべらないといけない環境になりますね。
書類や手続きもフランス語なのでそちらのボキャブラリーが自然に身についてきました。ビザ申請の際に集める書類や市役所(préfecture)や滞在許可証( carte séjours)などは一番初めに自然と覚えていった単語です。
レストランや買い物などで普段使うフレーズは毎回繰り返しなので少しづつですがすぐ覚えられます。SOLD(バーゲンセール)みたいな教科書ではあんまり習わない単語も街中に張り出されているので覚えやすいですし友達と”もうソルドに行った?”とか会話の中で覚えたばかりの言葉が使えたらフランス語のモチベーションも上がりますよね。
福祉や医療の援助がしっかりしいる

最近、少子化がすごく日本では問題になっていますが、それなのに不妊治療の費用が高くて大変だとよくニュースで聞きます。
ここフランスでは健康に関する援助を誰でも受けられるようになっているので、ガンなど思い病気から不妊治療の費用なども保険でほぼ全額カバーされます。人工授精や体外受精など、もちろん回数と年齢に制限はあるんですが、保険でカバーしてもらえるのでとても経済的です。専門的な治療になるとカバーされる額が減ったりもします。例えば眼医者や歯医者などは自己負担が他より多めです。
逆に、眼鏡やコンタクトを買うときは保険である程度カバーされるので経済的ですし、あまりお金に余裕のないお家の子でも最低限必要なものは得られるようになっています。
以前私はポリープが見つかり簡単な日帰りの手術をすることになりました。その時の毎回の診察、エコー、手術代、お薬一切支払っていません。全部保険でカバーされていました。仕事をしているのでそこから税金を納めているのは分かっていますが、毎回お財布を出さずに”Merci”だけで終わってしまうのでびっくりでした。
他にも、コロナのえいきょうで、フランスでは仕事が減った会社の社員はそのまま契約を続けて一時的にお休みを取ってもらって、お給料の80%が国から支給されるようになっています。これは雇用主が社員を解雇するのを防いでコロナが終わってからも今の仕事にちゃんと復帰できるようにするのが狙いです。
また学生への援助金もしっかりしていて、外国人の学生にまでアロカシオンと言ってちゃんと申請すれば住居手当を出してくれます。
家賃が安い、家・アパートが広い土地で安く買える

フランスの首都パリと日本の東京を比べても賃貸物件は安いです。また家具付きか無しかも選べるので渡仏してきた際に家具が全て揃っていて、買い物する手間や費用が省けるので便利です
例えばパリ市内の1DK、30m²で700€前後になります。東京の知り合いにきくと東京の市内で同じ条件だと少なくてもユーロで1000€はするみたいですね
また、パリの不動産は年々上がり続けていますし、その他の地方でも上がっている傾向にあります。なので毎月家賃を払うくらいならその分、投資の感覚で断然購入してしまう方がいい風潮になっています。もし住まなくなっても他の人にかしたり、ヴァカンスでairbnbとして誰かに短期間で貸してしまったり、フランス人は若くても不動産に積極的な人が多いような気がします。
またフランスは日本に比べて土地が広いので、市内では難しいですが車で20分も離れるとほとんどの家に庭がついています。しかも広くて、バーべーキューがのセットがあって、プールがあったり子供がのびのびと遊べるようになっています。もちろん、立地条件は大きいですし、年数などでお値段も変化しますが、日本のように通勤に2時間、3時間かけずに庭付きの広いお家を購入することができます。
フルーツや野菜が安い

私の旦那が日本にきて一番にチェックしていたことの一つに食材の値段がありました。なぜかと言うと、フランスの食材はとにかく安い!全て1kgの値段で表示されているので最初は慣れなかったんですが、今ではその方が分かりやすいなと思います。同じ値段でも1kgの値段が全然違うとどれが高いのか安いのか分かりやすいです。例えば1個5€のコーヒーでも1㎏のお値段がAは25€でBは15€だとBを買った方がお得ですよね。
話がそれましたが、日本だと全部パックされていてO個でいくらだったりOgでいくらだったりで比較しにくかったのですが、基本的にフルーツは1パックで何百円とかなんですよね。フランスだとそれが1㎏で例えばリンゴだと200円もするかしないかです。お野菜も基本的に安いので玉ねぎは1kg200円です。食材はフランスの方が経済的ですね。
ヴァカンスがある

フランスはヴァカンスが合計5週間あるんですが、いい所は同僚の人などに気兼ねなく長期で取得できるところではないでしょうか。
日本も祝日を入れるとお休みの期間は長いようですが、なかなか2週間のお休みを毎年絶対とります!とは言いにくい風潮にあると思います。フランスでは逆にヴァカンスはいつ取りたいか?を雇用主から聞かれますし、取得されないお休みはお給料として支払わなければならないので、夏の仕事が少ない時期に長期でヴァカンスを取って欲しい雇用主が多いです。
フランス人はヴァカンス中、みんな出かけてしまうので街に人がいなくなります。夏にお休みする商店が多い理由はこの為です。お店を開けていてもお客さんがいません。学校もお休み、商店も休み、お医者さんもヴァカンスでお休み、急に水漏れがあってもヴァカンス中なので連絡がつかないときもあります。街には外国の観光客の方がほとんどで、フランス人は安さと天気のいい太陽のある地を求めて大抵イタリアやスペインに行ってしまいます。
ヴァカンスの為に仕事をしているという考えの人も多い気がしますし、旦那曰くヴァカンスの為に借金する人までいるそうです。そこまでしなくてもと思いますが、それくらいフランス人にとってヴァカンスは大事なんですね。
なのでこの夏の時期に私は日本にゆっくり帰国できるように3週間のヴァカンスを利用することが多いです。
雇用主ともいつ、どれくらいの期間で、子供がいる人や長期で必要な人、次期をづらしたい人など、人に合わせて交渉しやすいのもいい所だと思います。例えばヴァカンスを取る人が多い7月~8月はホテルの値段や電車の値段も高いのでそうゆう時期を避けて9月にヴァカンスを取る人もいます
気候が過ごしやすい

上のヴァカンスのつづきになりますが、フランスの夏は湿気が少ないのでとてもすごしやすいです。日陰ににいると寒く感じるときもあるくらい、さわやかな夏なので、クーラーの必要がない地域がほとんどです。たまにカニキュールと言って猛暑が何日かある年もあるのですが、普段は温度が多少上がっても夜になると20℃以下まで下がってくれるので就寝しやすいです。
更に夏じかんになると夜の10時くらいまで明るくなるので、バーに行ったり川辺で友達とワイワイしなから過ごすことが出来て楽しいです
日本に帰国するたびに思うんですが、ヴァカンスが取れるのが夏なので空港に到着したとたんに日本の湿気に圧倒されています。どこかに観光に行こうとすると暑さと湿気で終わる頃には汗だくでヘトヘトになっています
人の目を気にしなくなる

フランス人はあまり気にしない性格の人が多い気がします。日本みたいに今の流行はこれでみんな持っているからとか、たくさんの雑誌で同じものが一斉に取り上げられているみたいな雰囲気がないです。
いろんな人種の人が住んでいて、お年のいったマダムが普通に若い人用の洋服を着こなしていたり、しかも皆さんオシャレなんですよね。自分の好きなことをしているのが一番、本人が良ければそれでオッケイという感じです。自分の人生を楽しんでいるのが一番という感じがします。
他人は他人、自分は自分みたいに個人主義な所があるのであまり構えずにいられますし、ラテンのノリでけっこうオープンに接してくれるので気楽に過ごしやすいです。
日本のことが好きになる

日本から離れてみると今まで当たり前に受けていたサービスが、海外では受けられなくなったり、海外の人に説明するために日本について調べたりしていると日本のいい所を見直すきっかけになりました。近くにある観光地や有名な神社、お寺などに、海外の知り合いが来た時に一緒に観光がてら案内したんですが、いつでも行けると思っていたので今まで行ったことがなかったんです。
フランス人との会話で日本のことが話題になるときはたいてい日本のここがすごいみたいな話が多いですし、日本に好感を持ってくれている人が多いので、なんだが自分の国が褒められるとうれしくなりますよね。
また、日本に長いこと帰国しないと、次帰るときに何を買って帰ろうとか、久しぶりにあのお店に行けるとかフランスでなかなかできない事を考えるとワクワクしてきます。日本人なのに自分の国に行くことが海外旅行みたいになっています。
まとめ
このほかにも人によれば、大学の費用が安かったり、女性が出産後に仕事に復帰しやすかったりいろいメリットはあります。あとはお隣の国に簡単に旅行に行けたりするので旅行好きの人にもおすすめです。
もちろん、デメリットもありますがそれは次回にまとめて書こうと思います。今回は実際こちらに来て私が気づいたメリットをまとめました。少しでも移住をお考えの方の参考になれば幸いです。
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